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WATANKO

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2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。

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ニッセイ、信託報酬最安値の座 2019 しかし

2019/05/23 23:08:52 | 投資信託 | コメント:0件

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(毎年書いてきたこのシリーズ記事も今回が最後か)


ニッセイアセットマネジメントが<購入・換金手数料なし>シリーズの6商品の信託報酬の引き下げを発表しました。


プレスリリース


ニッセイアセットマネジメント


<購入・換金手数料なし>シリーズ6ファンドの 信託報酬率引下げ(投資信託約款変更)について


中でも目玉はニッセイ外国株式インデックスファンドであり、その信託報酬は0.1090%から0.0999%と引き下げることで単独最安値となります。


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WATANKOの記憶が確かならば今に続く投資信託のローコスト革命は、さかのぼること2015年の秋から冬にかけて始まりました。


その年の夏に予兆として三井住友アセットマネジメントがDC向けインデックス投信の一般販売を開始し、やがて現アセットマネジメントOneがたわらノーロード、大和投信投資顧問がiFree、りそなアセットマネジメントがSmart-iをそれぞれリリースするなど各運用会社がこぞって新規のローコストなインデックス投信に力を入れ始めました。


 


そんな中にあって群を抜いて人気があったのはニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズです。中でも先進国株式クラスの外国株式インデックスファンドは圧倒的な支持により個人投資家の積み立て投資資金を集めました。


なにせ先進国株式はたいていの個人投資家が自身のアセットアロケーションでメインに据えるアセットクラスであり、かなりの資金流入が見込めるクラスであるところへきて、ニッセイは自社の外国株式インデックスファンドの信託報酬について設定時に最安値だけでなく、ほぼ毎年引き下げを行い続けて同種商品の中で最安値の座をずっと維持し続けてきたのですから。


 


そんなニッセイ外国株式インデックスファンドでしたが、ここ2年くらいはウカウカしてはいられない状況になりました。それは他社の同種商品を全て打ち負かしてきたニッセイに対して、三菱UFJ国際投信が新規設定したeMAXIS Slim先進国株式が信託報酬最安値追随型という商品コンセプトを引っ提げて追い上げを始めてきたからです。


 


当初2つの商品の資金流入の差は多かったですが、eMAXIS Slimが同じアセットクラスであればベンチマークの違いをものともせず最安値商品が発売されれば徹底的に追随する姿勢を見せつけるうちに、段々と個人投資家の支持も集め始めました。


やがて気がつくとニッセイVS eMAIXS Slimの一騎打ちの様相になっていました。ニッセイが信託報酬を引き下げて単独最安値になれば、すぐさまeMAXIS Slimが追随する。まさに持久戦のようです。


 


それでもニッセイには先駆者として積み上げてきた1,000億を超える純資産がありましたので、たとえ同じ信託報酬であっても資金流入に差がつかなければニッセイの優位は続くと思われました。


しかし設定当初こそ「信託報酬の単独最安値を目指さない、他社に追随するコバンザメ」と揶揄されたeMAXIS Slimでしたが、この頃になると個人投資家の支持は相当に高まり2018年になってから資金流入がぐっと伸びてきます。


 


直近20カ月の2つの投信の資金流入の月次比較は次のとおりです。


201905232  


 2018年の間は2つの商品は資金流入を競っておりました。それでもニッセイがeMAIXS Slimを上回る月がほとんどでありました。


ところが2019年に入ってからは一転してeMAXIS Slimがニッセイを上回り始めています。これはeMAXIS Slimが伸びたというよりもニッセイの落ち込みが毎月ごとに著しくなってきているとう様相が正確でありましょう。


20191月には32.1億円の資金流入がありましたが、そこから2月は59%減の13.3億円、3月は71%減の9.43億円、4月に至っては96%減のわずか1.32億円まで落ち込みました。


今年に入ってからは相場の影響からか、ライバルのeMAXIS Slimもまた資金流入の減少が続いていましたが、ニッセイの方はたった半年前の1810月には42億円の資金流入があったのですが、これがあっという間のわずか1.32億円にまで大激減です。


 


この4月の資金流入の実績をみてニッセイアセットマネジメントはたいそう危機感を募らせたことでしょう。あれだけ多額の資金を集めていた外国株式インデックスファンドが突然死のように資金流入が止まってきたのですから無理もありません。


この状況に対する有効となり得る唯一の打ち手といえば、信託報酬の5度目の引き下げしかないことは運用会社はもちろんのこと、個人投資家にも明白でありました。


 


そこで今回の信託報酬の引き下げが実現するはこびとなったと予想します。たしかにこれまでは引き下げが行われるたびに「ニッセイ、ブラボー」と賞賛が個人投資家の間に飛び交い、厚い支持がさらに盤石になりました。


 


しかし今回はどうでしょうか。信託報酬の引き下げ自体はローコストなインデックス投信のフロントランナーとして今回も一定の評価を得ることは予想されます。しかしながらそれがニッセイ外国株式インデックスファンドの資金流入の再上昇にどれだけ効果があるでしょうか。


 


すでにeMAIXS Slimの支持も広がっており、「とにかくSlimを選んでおけばコストはいつも最安値なのだから安心」「今回のニッセイの引き下げについてもじきにeMAXIS Slimが追随するから、今更ニッセイに積み立て先をまた切り替える必要はない。」がインデックス投資家の間でコモンセンスのように浸透してはいませんでしょうか。


 


となるとあとはWATANKOのようにニッセイを積み立て続けている個人投資家が、保有商品の数をこれ以上増やしたくはないためにニッセイを継続購入するとう選択に、ニッセイはもはやすがるしかないのかもしれません。(やや大げさか)


 


さて以上のように推察をしてみましたが、たとえ純資産が圧倒的No.1であっても資金流入が止まったファンドには未来は見えません。ニッセイはいよいよ瀬戸際に立たされています。はたして今回のニッセイの信託報酬の引き下げが資金流入の再上昇につながるか。今年2019年の夏が正念場でありましょう。


 


あなたニッセイ支持を続けますか。それともeMAXIS Slimに乗り換えますか。それとももう乗り換え済みですか。


 


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