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WATANKO

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2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。

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【追記あり】「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」の投票結果と感想 #foy2019 #ファンドオブザイヤー

2020/01/20 00:24:00 | イベント | コメント:0件

foy2019[1]

(2年ぶりの表彰式&懇親会へ出席しました。)

 

個人投資家ブロガーにとって毎年恒例のイベント「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」。WATANKOは昨年インフルエンザを発症してしまい表彰式も懇親会も欠席でした。したがいまして今年は2年ぶりの出席です。

 

さて今年の投票結果は一言でいえば「行き着くところまで行ってしまった」です。

 

先ずは前回2018年の投票結果のおさらいです。

 

【第1位】eMAXIS Slim先進国株式インデックス

【第2位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

【第3位】eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー

【第4位】楽天・全米株式インデックス・ファンド

【第5位】eMAXIS Slim バランス8資産均等

【第6位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

【第7位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

【第8位】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500

【第9位】楽天・全世界株式インデックス・ファンド

【第10位】eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

 

三菱UFJ国際投信がこのアワードで念願の第1位を獲得した年でした。それだけでなくeMAXIS Slimシリーズはトップ10のうち半数を占めるという三菱UFJ国際投信の大旋風が起きた年でもありました。

 

上記に対して2019年の投票結果はどうであったか。次のとおりです。ドン。

なお名称の後の( )は昨年からの順位変動です。

 

【第1位】eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー(△2)

【第2位】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(△6)

【第3位】eMAXIS Slim先進国株式インデックス(▼2)

【第4位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(▼2)

【第5位】eMAXIS Slim バランス8資産均等(±0)

【第6位】楽天・全米株式インデックス・ファンド(▼2)

【第7位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(▼1)

【第7位】グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)(初登場)

【第9位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)(±0)

【第10位】SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド(初登場)


やはり今年も三菱の大旋風は続いていました。


■トップ10を俯瞰してみる

 

トップ10の顔ぶれをざっと眺めてみて印象に残った点をいくつかあげてみます。

 

(1)前回2018ではトップ10に初登場したファンドが4つもあり、新鮮な顔ぶれとなったのですが、今回は初登場がグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドの2つにとどまっております。つまりトップ10の顔ぶれは前回とあまり変わっていない、固定的な印象でありました。

 

(2)米国株式のインデックス投信が3つもありました。先進国株式は2つでありこれを上回ったことから米国株式は如何に人気があるかをうかがい知ることができます。なにせ3つのうちの1つは昨年1位の先進国株式インデックス投信を3位に追いやり2位の座を獲得するくらいなのですから。

 

(3)第1位、第5位、第7位、第9位をそれぞれ獲得したファンドはどれもが世界分散が効いたファンドあるいはバランスファンドであり。「購入する商品はこれ1本で十分」と言わしめるものばかりです。これは個人投資家の中にポートフォリオを手作りする傾向が弱まってきたことを指しているのでしょうか。

 

■トップ10の個々の顔ぶれ

 

次にトップ10入りした個々のファンドについてとりあげてみます。

 

【第10位】SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド(初登場)

米国株式人気とバンガード人気にあやかってか今回初登場です。この2つの人気が続けば来年も期待できるかというと他の2つの米国株式インデックスファンドが人気が高いので正直微妙なところでしょう。勝機があるとすれば更なるコスト引き下げです。

 

【第9位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)(±0)

楽天VTはあっという間に沈んでしまいましたが本家VTは根強い人気です。なにせインデックス投資は長期投資が基本であり、これはVTを長期バイ&ホールドする個人投資家(水瀬ケンイチさんもたしかホールド)がそれだけ根強くいるということの証左でしょうか。なお第7位のセゾンと共に今回、最多入賞賞として称えられております。

 

【第7位】グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)(初登場)

複雑でわかりにくいけど山崎元さんも注目しているこのアクティブ投信ってなにか良さげ...そんな印象だけでこのアワードのトップ10の常連になることは到底できません。果たして永続的に支持を得られるか、それとも来年は消えるだけの徒花におわるか。

 

【第7位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(▼1)

毎年、本当に根強く得票しています。セゾンはローコストなファンドの先駆けとなった商品であり、そのパイオニアとしての価値が色褪せることなく個人投資家に認められ続けられていることを表しています。無限の荒野を切り開いた者だけが得られる勲章でしょう。

 

【第6位】楽天・全米株式インデックス・ファンド(▼2)

楽天VTの大幅ランクダウンとは別に米国人気に下支えられて6位に踏みとどまっています。しかしこれからはeMAXIS Slimの同種商品にますます票が流れてしまうか。ところで楽天バンガードファンドの新商品はもう出ないのでしょうか。あるいはコスト引き下げの動きはないのでしょうか。楽天BNDをうんとローコストで出してくれたら検討したいのですが。

 

【第5位】eMAXIS Slim バランス8資産均等(±0)

ここ数年間、ずっと5位をキープする安定感抜群のバランスファンド。これ以上順位があがることは難しいかもしれまんが、セゾンとならんでバランスファンドの定番として今後もトップ10のどこかには入り続ける予感がします。

 

【第4位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(▼2)

eMAXISトリオに押し出されて登場以来初めて表彰台を逃したニッセイ。昨年12月上旬?に得票結果を聞いたニッセイは4位の結果に絶句し、社内に戦慄が走ったかもしれません(大げさ?)

壇上で挨拶された上原氏からは「これが最後の挨拶になるかもしれない。」と悲痛ともとれるスピーチ。ニッセイが自他とも認める先駆者であること、信託報酬の引き下げには何並みならぬ労苦があることなどを訴えます。

しかしながらニッセイの2019年は動きが鈍く、個人投資家を引きつけるような話題が乏しかったのでこの苦戦も致し方ないでしょう。

・・・とWATANKOは心の中でまとめあげようとしたところ、上原氏から信託報酬引き下げ宣言が飛び出しました!なるほどニッセイ、手ぶらでこの発表会に来たわけではありませんでした。

そしてeMAXISの全世界株式や米国株式には今は勝てなくとも、せめて先進国株式からはランキングを奪還したい。そのために最後の勝負に出てきたというところでしょうか。

 

【第3位】eMAXIS Slim先進国株式インデックス(▼2)

ニッセイと仲良くならんで2つ順位を落とした先進国株式。米国株式がいくら人気が高いとはいえ、先進国株式がここまで追いやられるとは思いませんでした。ニッセイが今年信託報酬を引き下げてくればeMAXISもこれに追随するでしょう。この2つの投信の2020年の資金流入がどのように推移していくか興味深いです。(そういえば投信まとなびがサービス終了してしまったので月次の資金流入をどうやってしらべたものか困ったものです。)

 

【第2位】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(△6)

まさか米国株式が先進国株式をも上回る順位になるとは驚きました。この投信は米国株式市場の好調があるとはいえ純資産を急激に伸ばしています。しかしながら正面切ってライバルとなる楽天VTIもまたまずまずの支持をキープしているようですから、一体誰がこの投信を買っているのでしょうか。ここ1~2年で投資を始めた個人投資家が多いのか、それとも長年積み立て投資を行ってきたベテラン?が積み立て先を切り替えたのでしょうか。主たる購入者のプロファイルが知りたいです。

 

【第1位】eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー(△2)

幅広い株式投資先に低コストで投資できるファイナルアンサーが堂々の1位を獲得しました。日本、先進国及び新興国に0.104%(税抜)という低コストで投資ができ、リバランスも不要、これ1本で十分というものです。これを打ち破るファンドはどこか、現時点ではちょっと思いつきません。

もし楽天VTがデビュー時の人気に甘んずることなく更なるコスト低減を継続できていれば、2018年以降も第1位の座を維持できていたかもしれません。しかしそれも夢の跡。今その椅子に座っているのは楽天投信投資顧問ができなかったことをやり遂げてきた運用会社です。

 

■まとめ

 

このアワードで第1位を獲得するファンドは「先進国株式または全世界株式を投資対象とするインデックスファンド」という傾向があり、今回もそれは踏襲されました。

 

さらにもっと大きな傾向としては次の2つが挙げられます。

 

1.ファンド全体というよりもほとんどインデックスファンドのアワードであること

2018年はトップ10がすべてインデックスファンドになったことからわかるように近年はその傾向が強まっています。今回もまたグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)以外は全てインデックスファンドでした。

アクティブファンドはもう浮上してこないのでしょうか。今後機会があるとすれば株式市場が大幅下落してインデックスファンドの評価損益もまたみるみる悪化する中、基準価額を明らかに伸ばしていくアクティブファンドがでてくれば、インデックス個人投資家たちも投資の種銭を少しはアクティブファンドにまわしてくれるかもしれません。

 

2.コスト引き下げ面で大きな功績をあげたファンドが選ばれること

新規設定、既存を問わず信託報酬で最安値を打ち出したファンドもしくはそれに準ずる水準+何か新しい特徴をもつファンドが選ばれています。

さらにはある年に話題を集めて大きく得票したファンドでもコスト面を中心にさらなる改善を続けてアピールしていかないと翌年からはあっという間に票を失っていきます。それだけ競争が激しく、また僅差で順位がきまっていくことを示しています。

 

そして最後に今後の動向について・・・

 

本アワードは今回とうとうeMAXIS Slimシリーズの圧勝に終わりました。単一の商品で勝ったのではなく1--3フィニッシュという表彰台独占を成し遂げ、「点」ではなく「面」でこのアワードを制しました。過去にここまでアワードの結果を支配した商品(シリーズ)はありません。

一方でたわらは信託報酬の引き下げも実施するもその支持は一部にとどまり、楽天においてはせっかくの看板商品に対してノーケアのままでした。その他の古豪ファンドを抱える運用会社たちも何の音沙汰もありません・・・。

 

この傾向は来年たちまち覆るとは予想しにくく、それどころか当面はeMAXIS Slimシリーズの天下が続くかもしれません。これは一方でこのアワード自体に対する個人投資家達の興味・関心の低下を引き起こす恐れがあります。

 

このアワードはコスト低減から先は一体何が焦点となっていくのでしょうか。低コストで競争する時代が終わるとしたら、次にファンドに求められるものとは何でしょうか。


WATANKOはそんな先のことに少しだけ意識を飛ばしながら帰路につくのでありました。


【2020/1/21追記】

本アワードのスポークスマンとしてお馴染みのすぱいくさんがブログにて今回の様子を詳しくレポートされておりますのでどうぞご覧あれ


2020.01.18 【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019【第一部かしこい投資家なら知っておきたい!公的年金3つのポイント】 #foy2019 #ファンドオブザイヤー


2020.01.18 【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019【第二部みんなの【声】を聞いてみよう!個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!!】 #ファンドオブザイヤー


2020.01.18 【速報】第三部 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019[1位から20位までの結果発表]#foy2019 #ファンドオブザイヤー


 

 





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