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WATANKO

Author:WATANKO
2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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(続)BMW M135iインプレ@2,000km―愛称はMisano

2020/02/09 09:52:00 | 自動車 | コメント:6件

(前回のつづきです。)

 

さて我が家に来たF40(BMW M135i)のインプレション記事。続きは走行性能と装備類です。

 

3.走行性能

 

(1)  エンジン、ブレーキ

 

まずエンジン。BMWといえば往年の6気筒エンジンが有名ですが、この4気筒ターボエンジンもまた滑らかに回るうえにトルクがたっぷりです。

 

試乗時には1.5Lターボ、140ps22.4kgfの118iでも十分なトルクと速さを感じました。そのトルク感は前車E90を少し上回るくらいです。E90は218ps25.5kgfとエンジン出力では上回るもの、車両重量が118iの方が120kgも軽いことが効いているのでしょう。

 

ちなみにトルクのデリバリーも急に立ち上がる傾向があるので街中では俊敏に感じやすいです。欧州車は昔は一部のハイパワー車を除けば伝統的なエンジン特性としてトルクが徐々に立ち上がってきました。良くいえば急加速をせず安全な特性、悪く言えばなかなか力が出てこないモッサリとしたエンジンというわけです。ところが最近のモデルはATの多段化が進んだ背景があってなのか、トルクの立ち上がりは鋭くなってきています。

 

これがM135iになると更にとても速いです。なにせ馬力は306ps、トルクは45.9kgf。馬力もさることながらこのトルクの太さはものすごく、同クラスの競合ハイパワーモデルをほぼ完全に凌いでいます。

 

このパワーは街中では発揮することは出来ず、もっぱら高速道路において堪能できます。少し大げさな表現になりますが、他車を追い越す際の加速は抜群で瞬間移動が如く前に進みます。アクセルひと踏みで追い越しが瞬時に完了します。加速にタメはなく、一気に伸びていきその間もふらつくことなくボディは非常に安定しています。

 

M135iの動力性能のレベルは車好きに向けにわかりやすく言えば現役モデルですとスバルWRXと同等のパワーとトルクです。車両重量も同等ですから加速力も然りです。

WRXといえば三菱ランエボ、インプレッサSTIと言ったCセグメントセダンを4WD+ターボで武装したハイパワーモデルの系譜にある最新モデルです。この手のセダンベースのハイパワーな4WDターボはコスパが良く、GT-Rなどごく一部のスーパーカーレベルを除けば高速走行では無敵の速さを誇ります。

 

日常ドライブの大半のシーンで必要な動力性能を得るためだけでしたら車両本体価格が2,000千円安い118iでも十分でありました。でもそれではE90と同程度の動力性能であり新鮮さは乏しかったでしょう。

 

ここは余分なコストを払ってでも1.5倍のパワー、2倍のトルクを備えたハイパワーモデルを運転する楽しみを得て満足です。高速道路でのゆとりはとても楽しく快適です。

 

昔の例ばかりで恐縮ながら20年近く前までは交通事故死亡者が多い社会情勢をうけて、国産車には280馬力規制がありました。それでも当時280馬力というハイパワーモデルは若かりしWATANKOにとっていつかは所有してみたい憧れのモデルのひとつでありました。

 

そこへきてM135iはエンジンスペックにおいてこれら280馬力モデルを上回っています。なんだか憧憬の念を抱く280馬力モデルを20年近く経って手に入れた気分です。

 

それとブレーキも秀逸です。もともとBMWのブレーキは紙にプラスチック消しゴムを強く擦り付ける際の抵抗のような強さを感じます。ローターをパッドが強烈に挟んで減速させようとする感触がよく伝わります。

 

なお青いブレーキキャリパーはカッコいいことはカッコいいのですが、乗り込んでいくうちに洗っても落ちない汚れの付着が気になりそうです。こんなところは貧乏くさい心配ですね。

 

(2)操舵、乗り心地


少し残念なところとしてステアリングは前車E90よりも切れません。最小回転半径を比較するとE90の5.3mに対してF40は5.7mと拡大しています。これはフロントにエンジン縦置きのFR(E90)に対して、横置きのFF(F40)ではエンジンを横置きしているので横方向のスペースがFRよりタイトになり、前輪サスペンションの舵角が大きくとれないためです。

 

WATANKO の自宅の出入口は狭いのでこの0.4mの拡大でも相当に気を使います。E90ではクイッと曲がることができたクランク前進も、あれれステアリングがもう切れない!ボディ外側のコーナーセンサーは鳴りっぱなしで焦るわ、切り返しをすれば今度は内輪差がギリギリでボディ内側の別のセンサーが鳴りっぱなしとなります。

 

WATANKO家の出口の場合、特に右折がタイトであり今までもよりもはるかに気を使いながら、ピンポイントの軌跡で曲り出ることが必要になりました。これは試乗した時点ではあまり気にならなかっだけに不安です。私はなんとか行けますが妻と長男はしばらくは右折は難しく、左折オンリーになりそうです。

 

そういえばかつて候補車の一つであったボルボもまた同じくらいの最小回転半径でしたのが、F40よりもコマンドポジション(SUV特有の上から見下ろす視界)と360度ビューモニターが有りましたのでかなり違ったでしょうか。

 

それと今回のF40へのFMCでメーカーが一番気にしていたと思われるにはFF化によるネガティブな評判。これの対応としてコーナーリング時に車両が外側にふくらんでしまうFF車特有の現象(アンダー・ステア)を大幅に抑制し、より俊敏な走りを実現するために、エンジン制御の速度を上げたARB(タイヤスリップ・コントロール・システム)を初採用しています。

 

これについて、F40はもともとFF化によるフロントの重さをあまり感じさせませんし、ARBが果たしてどれだけ効いているのかは定かではありませんが、急な旋回でも鼻先の軽さは随分と感じます。

 

腕力が弱い女性ドライバーの場合、ステアリングが更に軽くなればフロントの重みが消えてかなり扱いやすくなるのではないでしょうか。

 

なお妻はF40を運転すると前輪が路面の轍に取られると言っています。しかしE90の方が購入当初の轍に取られる感が凄まじかったです。それに比べればF40はだいぶマイルドな方ですね。

ちなみにこれはタイヤの種類によるところも大きくE90の時にタイヤを乗り心地寄りに振ったタイヤを選んだら轍に取られることはほとんどなくなりました。F40でも2セット目のタイヤの時には同様にしたいと思います。

 

なお今どきのFFモデルなので加速時の「フロントが持ち上がってスリップ気味でトルクが路面に伝わらない」感や減速するときの「前のめりになり前輪ブレーキに負担がかかって大丈夫だろうか」感は皆無です。

 

乗り心地については通常走行に用いるコンフォートモードですと、コンフォートと謳っているほどに良いわけではありませんが、取り立て悪くもなく優・良・可でいえば可プラスくらいです。スポーツモードにすると明らかに固くなりますが、街中ではサスを固くした分だけ速く走ることができるわけでもありませんので、ほとんど使うことはないでしょう。

 

5.装備類

 

前車E90のモデルデビューは2005年に対して、F40は2019年であり、14年も経過しています。それゆえにF40の各種装備の進歩は凄まじく、これを丸ごと利用するだけでも買い替えた甲斐があったというものです。

 

まず安全対策装置は車線変更時、急制動時、後退時、ライト切り替え時とそれぞれてんこ盛りです。ただし信号点滅や振動だけでなく音力による警告がもう少しあっても良いかもしれません。

 

運転支援システムについてパーク・ディスタンス・コントロールは勿論のこと、パークア・アシストシステムも付いています。自動的に駐車スペースに収めてくれるアレです。

 

それとアクティブクルーズコントロールを始めて体験しましたがこれは便利です。設定速度キープあるいは前走車追随を自動でやってくれるので、特に圏央道などの片道1車線道路での走行の負荷が軽減されました。

 

さらには後退時にステアリングを自動操作してくれるリバース・アシストがついておりこれも助かります。これは狭いスペースに入り込んでしまい、そこから抜け出す時に、前進で切ってきたステアリング操作を後退にあわせてトレースしてくれますので戻りが容易になります。ただし50m自動にステアリングを操作するとのふれ込みですが段々とトレースにズレが出てくるものまた事実。動作中の目視点検は欠かせません。

 

それと各種操作については自動化が行き渡っており、キーを持つだけでドアを施錠・開錠するのを皮切りに、エンジンのACCは自動オン・オフ、ライト類(オートハイビーム含む)も一度設定すれば全自動。トリップメーターすらガソリンを入れれば自動リセットです。トランクは足をバンパーの下に出し入れすれば自動開閉。

 

これらに慣れてしまうとNDロードスターやミライースに乗った時にこまごまとした操作が煩雑に思えて嫌になるかもしれません。

 

6.カスタマイズ

 

カスタマイズというと大げさかもしれませんが、とりあえず我が家のF40について取り換えたパーツについて触れておきます。

 

最近のBMWは各モデルのトップグレードのフロントグリルに点描型のデザインを採用しています。以下の写真のとおりM135iも同様です。

F40変更前1


これはこれで精悍な見栄えとなりますが、私も妻も揃って気に入ったのはMスポーツ仕様につけられるメッキ付き縦格子のラグジュアリーなデザインでした。そこでディーラーに依頼して縦格子のグリル部品を本国から取り寄せてもらい取り付け替えることにしました。取り換え後の写真は以下です。

F40変更後1

 

それとAIによる音声認識・入力システムが備わっていますので、これも2020年代の最新インフォメント技術のひとつとして使いこなしたいと思います。デフォルトでは「OK!BMW」が呼び出しとして設定されていますが、そのままではつまらないので妻と相談して呼び出しネームを変更することにしました。

 

妻は「あなたアイルトン・セナが好きでしょ。セナにしたら」と提案してくれましたが、ちょっと恥ずかしすぎるので断りました。結局、我が家のF40のボディ・カラーにはミサノ・ブルーを選んだので、呼び出しネームも「Misano(ミサノ)」に決定しました。


余談ですが、妻はもしもボディ・カラーがアルピン・ホワイトであったならば、「シロ」と名付けるつもりだったとのこと。これですとまさにワンちゃんみたいな呼び名になるところでした。

 

あとはシートがヘッドレスト一体型のスポーツタイプが採用されているのですが、これですと首元がスカスカですわりが悪いのでクッションを取り付けました。こんなかんじです。

IMG_3213


 

6.まとめ

 

さて2回に分かれた今回のインプ記事はかなり長くなりましたがそろそろまとめに入りたいと思います。

 

F40はフォルクスワーゲン・ゴルフよりも一回り大きなジャーマンプレミアムクラスのバッチバック。BMWのスポーティなイメージは随所に盛り込まれています。安全装備、運転支援装備は今時のものが揃っている他に運転キャリアの少ないドライバーへアピールする装備もありユーザーの間口を広げようという意図も見えます。またFF化に伴って潜在顧客からの失望を抑えようとARBなど一生懸命工夫を凝らしてます。

 

またM135iはWRXなどのCセグメントのラリー系4WDターボモデルと同等の動力性能をもち「街中でも高速でも普段使いでは無双の速さ」を誇ります。速さにおいてこの上を得たいと思ったらポルシェやGT-R等に行くしかない。そういったスーパーカー一歩手前のところにあるモデルです。

 

50歳を過ぎ、動体視力と反射神経、持久力が衰え始めたこの駄ブロガーが本気でこれからスーパーカーを手に入れるつもりがあるならば、その前にこれくらいのモデルをそれなりにでも扱えこなせなければ話になりません。

 

峠に通ってみるか。若いモンにはまだまだ負けへんで。

 

(あとがきにかえて)

 

妻ミサト「最後はなぜに関西弁?」

 

WATANKO「テンションが上がってきたってことよ。」

 

妻ミサト「そういえば高速道路での最近の貴方の運転って(以下略)」

 

WATANKO「そういうあなたも他車を追い抜くときの容赦ない中間加速ががが(怖)」

 

高速爆走夫婦。

 

皆様におかれましてはどうか安全運転を心がけ下さい。

(我々夫婦が言っても説得力ゼロ)


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コメント

2020/02/09(日) 10:33:45 | URL | manakenchan #-
遅ればせながら納車おめでとうございます。車選びから納車直後は車好きにとって一番嬉しい期間ですね。

昨年C200(7年目)のタイヤ他交換・整備でDに行った際、代車にC43が来ました。高速に入り2、3分走った後、あまりの差に、交換・整備止めて貰って乗り換えようかと思ってしまいました(笑)。現実的には2、3年後の乗り換えかなと思っています

Re: タイトルなし

2020/02/09(日) 20:53:05 | URL | WATANKO #/uTO8teo
7年前というと先代の後期モデルでしょうか。あのモデルもマイチェンで相当な改良が施されたと聞いています。それでも現行モデルの進化は更にすさまじかったのですね。・・・てよく見るとC43ということはAMGですか。ならば通常のCクラスよりも更に良いのは確実でしょう。

メルセデスであればWATANKOは次期SLが気になります。GTシリーズが展開された以上、SLはどうなってしまうのか。歴史があるのでディスコンさせるにはあまりにも惜しいモデルです。

グリル

2020/06/09(火) 00:24:50 | URL | とおりん #-
キドニーグリルはおいくらしました?
私は逆にMスポーツのメッキグリルからM135iのグリルに変えたいと考えてます。

Re: グリル

2020/06/09(火) 23:00:56 | URL | WATANKO #/uTO8teo
とおりんさん

部品代のみか工賃込みかわかりませんが見積書の記載は38,500円です。
結局、値引きの一部として無料で交換してもらっています。

Re: Re: グリル

2020/06/13(土) 02:23:27 | URL | とおりん #-
38,500円とは結構お手頃ですね。
M135iのグリルも同じ値段だと願いたいです。

Re: Re: Re: グリル

2020/06/13(土) 11:38:28 | URL | WATANKO #/uTO8teo
とおりんさん

その後、購入したディーラーによると、私の他にも135iのグリルからM-Spoのグリルに換えたオーナーがいたとこのことです。

いまコロナで車が売れていません。とくに輸入車ディーラーは在庫を捌かねばなりませんから、商談すると良い条件がでてくるのではないでしょうか。ディーラーによると118iはちょうど出たばかりのところなのに、全く売れていないと言っていました。

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