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WATANKO

Author:WATANKO
2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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胸が痛むのは少しばかり売却したときの未実現利益分だけ

2020/03/07 14:39:00 | 資産運用 | コメント:0件

【3月6日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

150,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

60,027千円

■損益率

40.0%


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 (つきつめると大した損害ではありません)


今月に入ってコロナウィルスの影響懸念とそれに付け込んだ仕手売買?によって株式相場は乱高下を経て下落の様相を見せています。

 

1月くらいまで順調であった個人投資家の資産運用の成績はこの状況下で大きく悪化して、彼らの「おはぎゃー」だとか「もう売ります。こりごりです。」などの反応をSNSで見かけます。

 

ところで「資産運用残高が10%下がった。」「いや私の保有銘柄はもっと下がった。」という嘆きが飛び交っているなかで保有資産全額を即時売却するのであれば、こういった嘆きに同情したくなってきます。しかしながら実態の損失はいか程のものなのでしょうか。「損した。損した。」と言っても損失の程度を具体化した数字でもって、冷静に捉えてみることがまず大事です。

 

WATANKOの場合、その1

 

具体的な数値ということで、今回の下落の影響をWATANKO自身の資産運用残高を用いて、冷静に捉えてみます。

 

まずは資産運用残高について、相場が下落に転じる前の2020年1月末と記事冒頭の3月6日終値ベースを比較してみます。

 

2020年1月末     227,195千円

2020年3月6日  210,027千円(▲17,168千円)

 

1月末に比べて3月6日では17,168千円、7.8%下落しました。これが評価益で比較しますと、

 

2020年1月末    77,195千円

2020年3月6日  60,027千円(▲17,168千円)

 

となり、1月末に比べて3月6日では17,168千円、22.2%下落しました。評価益だけの比較ですと結構な下げ幅ですね。17,168千円とはこの駄ブログ風の例えでいえば、新車のポルシェが1台買えるお値段です。

 

それでは仮にそれぞれの時点で資産運用残高を全額即時売却した場合はどうなるか。所得税率20%として簡易計算すると以下のとおりです。

 

2020年1月末     150,000千円+77,195千円×80%=211,756千円

2020年3月6日  150,000千円+60,027千円×80%=198,022千円(13,734千円)

 

両者の差は13,734千円まで減少します。2020年1月末の残高227,195千円に対して6.0%の水準です。この6.0%の下落を多いとみるか、少ないとみるかは人によって異なるかもしれません。

 

これを今度は投資元本150,000千円に対するリターンの対比で見てみます。

 

2020年1月末     77,195千円×0.8÷150,000千円=41.2%

2020年3月6日  60,027千円×0.8÷150,000千円=32.0%(▲9.2%)

 

その差は9.2%。なかなかの下げ幅です。

 

でも積み立て投資を12年間続けてきたからこそ少なくとも32%のリターンを得ることができました。これが果たしてタイミング投資、集中投資を行っていたならばもっと良い成績を得られたのかはわかりません。

 

WATANKOの場合、その2

 

上記は資産運用残高を全額売却して利益確定した場合の比較ですが、次に毎月一定額を取り崩すした場合で見てみます。

 

 

ここでは資産運用の取り崩し方としてよく言われる「年間当たり資産運用残高の4%を取り崩す」を用いてみます。

 

年間当たり取り崩し額の税引き後金額は以下のとおりです。

 

2020年1月末     211,756千円×4%=8,470千円

2020年3月6日  198,022千円×4%=7,921千円(▲549千円)

 

年間手取りが549千円少なくなる格好です。これは211,756千円に対するマイナスインパクトはわずか0.3%です。211,756千円あった資産運用残高が下落して損をしたといってもよくよく突き詰めるとこの程度となります。これが月額であれば46千円、わずか0.02%にすぎません。

 

取り崩し期間は長期に渡りますので、毎月残高を取り崩ししていくなかで下落幅が更に膨らむ可能性もありますが、一方で下落幅が縮小あるいは増加に転じる可能性もまたあります。

 

投資はたちまちに使う必要がない余裕資金を原資としています。よって評価損が出たからといって直ちに全額売却する必要はありません。もし資金需要が出来て取り崩す場合が生じても、全額とは限りません。また多くの賢明なる個人投資家においては生活防衛資金(WATANKOに言わせればそれは正しくは「投資継続資金」)からの取り崩しもできるでしょう。

 

つまりは運用資産を売却して、損失または利益減少にて確定する本当のマイナスインパクトはトータル損益の下振れ丸ごとではありません。

 

■まとめ

 

投資には「絶対に儲かります」はありません。WATANKOならもっと格言っぽく「投資に全勝、完勝、常勝は無い。」と言うでしょう。

 

分散投資を行っていればそこには相対的に儲からなかったアセットクラスが含まれてくるかもしれません。また評価益と評価損の間を行き来するアセットクラスもあることでしょう。

 

個人投資家はこのようなボラティリティを飲み込みつつ、長期投資をあきらめないで続けることが一定の成果を達成することにつながるとWATANKOは信じています。

 

個人投資家の中には大きな評価益を達成した時の数値が頭から離れずにそこから逸失してしまった利益を嘆く方がいるやもしれません。

 

でも資産を長期にわたって取り崩すのであれば目の前で確定した逸失利益はごく一部に限られます。下落で本当に胸が痛むのは、未実現利益(少しばかりのリスク資産を売却したときに以前よりも減少していた利益)の分だけです。

 

しかしながら投資の成果に正解はありませんし、最終的に得られた結果を受け入れるほかありません。

 

上記のWATANKOの年間当たり取り崩し額の例でいえば、549千円減ってしまったことを嘆くよりも7,921千円を使うことができることに満足するべきでありましょう。

 

WATANKOが投資に期待するのはだいたいそんなところです。

 


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