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WATANKO

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2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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菩提寺はコストなのか-家計の節約を吹き飛ばさんばかりのお寺からの寄付のお願い 完結編

2020/05/24 21:52:00 | 家計の管理と支出 | コメント:2件

522日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

150,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

57,827千円

■損益率

38.6%

2020214日比評価損益増減

 ▲26,938千円


落慶
(本堂落慶の記念品)

 

先月4月にWATANKO家に届いた一通のお知らせから、懐かしい寄付の話を思い出しました。

 

それはWATANKO家の菩提寺が本堂を建て替えるために約300家ともいわれる檀家に対して寄付を募った件です。

 

関連記事

 

家計の節約を吹き飛ばさんばかりのお寺からの寄付のお願い(2015/10/4)

 

(続)家計の節約を吹き飛ばさんばかりのお寺からの寄付のお願い(2015/10/6)

 

2016年秋に送られてきた寄付願いの書状に同封されていた本堂再建趣意書によると、本堂の工期に3年6カ月かかり竣工は2019年春に計画されていました。

 

今回届いた書状は、本堂がようやく完成したので落慶(いわゆる竣工)の式を執り行うことになり、その出欠伺いでした。

 

趣意書には2019年竣工と書かれていましたからどうやら1年遅れにて落慶した模様です。

 

■落慶成に欠席なるもご祝儀は届けようとしたら

 

落慶式は5月のGW期間中に執り行われますが、今やWATANOK家は菩提寺とは深い交流があるわけでもないので式にのこのこ出ていく気にはなれず、欠席で返事を出しました。

 

すると数日後に向かいにすむマダムが我が家を訪ねてきました。このマダム、WATANKOが子どもの頃から知っている方であり、道端で挨拶や雑談を交わすくらいの顔見知りです。(注1:WATANKOは実家の敷地内に自宅を新築して住んでいます。)

 

マダムは落慶式について「お宅は落慶式に出欠するの?」「ご祝儀はいくら包むの?」とWATANKOに質問攻め。

 

WATANKOは落慶式には欠席で返事を出したこと、ご祝儀は事前にもっていくことを考えている旨を伝えました。

 

するとマダムは「ご祝儀はいくらにしようかしら、同じ組のみんなであわせておいた方がいいわよね。」と探りをいれてきました。

(注2:WATANKOの近隣に古くからある16軒でひとつの隣組を構成しています。マダムもそのうちの1軒)

 

マダムと相場をにらむ会話をした結果、ご祝儀は1軒1万円ということになり、このマダムがそれとなく同じ隣組のメンバーに連絡してまわるとのこと。ご苦労様です。

 

ところが、それから2週間後になってマダムが我が家にまたやってきました。

 

なんでもコロナウィルス対策のため落慶式は住職と工事関係者だけの少人数で執り行うことになった、だから隣組からのご祝儀も取りやめようということになったらしいです。

 

式の有る無しとは別に、落慶のお祝いを送るのはアリかとは思いますがそれも取りやめになるとは意外でした。

 

そこには隣組のメンバーで歩調を合わせましょうという軽い同調圧力を感じましたが、とくに反論する理由もなく、またご祝儀を届ける手間も省けるためマダムからの提案に従うことにしました。

 

■菩提寺への不満を募らせる檀家

 

そこでさらにマダムによく話を聞くと今の住職に対する不満があれこれ出てきました。

 

不満の内容を簡単にまとめると、「この菩提寺は十数年前に前住職が亡くなり、今の住職に代わったがそれからというもの葬儀の時に戒名料やら何から何までお金を請求するようなった割には、境内の造園ばかり進めて墓周りは放置状態だ。檀家のためにもっとお墓周りを整備してほしい。」とのことです。

 

そんな不満を普段からもっているところへきて5年前の寄付がありました。マダムからみれば多額の寄付願いは住職に対する金銭面での不信感をさらに強めたようです。

 

WATANKOはここで住職とマダムのどちらの肩を持つつもりもありません。しかし一つ言えるのは300軒あるといわれる檀家のうち、マダムのような不満を持つ家が他にはただの1軒もないとはいいきれません。

 

ごく小規模で行われた落慶式から2週間ほど経った先日、この菩提寺から落慶の記念品がおくられてきました。そこには建て替えの記録と収支を記したしおりが同封されていました。

 

収支をみると建設費用総額のうち4割強が檀家からの寄付によって賄われており、残りは菩提寺自身が負担していたことが分かりました。

 

檀家からの寄付は総額で1億円を超えています。檀家が300軒ありますので単純計算では1軒あたりの平均の寄付額は30万円を超えていたことになります。

 

檀家の中には家計が苦しくてとても数十万円単位の寄付が出来ないところがあったかもしれませんし、一方で檀家のトップ層にあたる総代(数名)にもなるとひょっとしたら1軒あたり百万円を超える寄付をしていたかもしれません。

 

■敬いを失くしてしまえば、菩提寺はただのコスト

 

総代はともかく一般の檀家たちの中にもしも住職に対する不満を持つ家が一定数あるとしたら、彼らは既に住職に対する敬いの心を失くしてしまい、半ばいやいや付き合いを続けているのかもしれません。WATANKOのところにやってきたマダムはまさにそのような印象でした。

 

菩提寺の住職は毎年お盆と正月に檀家をまわって新しい御札を届けたり、葬儀があった家にはお盆の際に仏壇の前で御経を上げてくれたりします。その度に檀家は数千円を包んで渡しています。これらを総合すると檀家からみた菩提寺に絡む出費は年間1万円未満といったレベルです。

(注3:上記はあくまでWATANKOの菩提寺の場合です。これが一般的なレベルなのかどうかはわかりません。)

 

菩提寺に対する敬いをなくした檀家にとって、菩提寺に納める御札や御経にかかわる御代はたとえ年間1万円未満であっても、もはや便益を生まないただのコストでしかありません。

 

やがてはお葬式にお金をかける(菩提寺にたんまりと戒名料やお布施を納めなければならない)ことはただのコスト、さらにお墓そのものを維持することもひたすらコストとなり菩提寺は檀家からは疎んじられていくのでしょうか。

 

WATANKO自身はまだそこまで菩提寺を疎む気持ちはありませんが、子どもたちには今後の菩提寺との付き合い方をどう伝えれば良いかちょっと考え込みました。

 

しかし30年以上も先の菩提寺と檀家の関係などわかるはずもなく、その時代の社会風習にあわせ、いち檀家として菩提寺と適度なお付き合いしてくれればよいでしょう。

 

WATANKOのエンディングノートに書けることはせいぜいそのくらいまででした。

 

 


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コメント

2020/05/25(月) 12:59:22 | URL | オークX32 #-
先祖との繋がり

オークの1日は仏壇に「お供え」と「先祖への感謝」「家族の平穏」を
祈願して始まります。一家を代表して、ご飯とお茶をお供え、焼香、
「南無阿弥陀仏」を五回唱えて、朝のお勤め(約2分)終了です。

菩提寺は早稲田にあり、10年前鉄筋5階建に改修しました。オークも
それなりに寄付させて頂きました。先代の住職の御子息(メガバンク勤務)
が多角経営に舵を切り、本堂は最新メカ導入で本堂は可変式です。
お墓のマンションを導入、墓地に入れない檀家は位牌とお骨が可動式で
法事等を済ませます。

浄土真宗は、他力本願、称名念仏、で緩い戒律です。法要の後に住職の
講話がありますが、とても分かり易く先祖との現世との繋がり、極楽浄土
の考え方など話してくれます。オークは浄土真宗で良かった。と思います。

問題は、私の2人の娘達です。御彼岸、法要、には付き合っていますが、
私が極楽浄土(?)に行った後のこ事は分かりません。

Re: タイトルなし

2020/05/25(月) 22:36:06 | URL | WATANKO #/uTO8teo
オークX32さん

コメントありがとうございます。オークさんのような檀家がどれだけ残っているのか。
お金だけを考えていると菩提寺との付き合いはまた違った風景に見えるようです。

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