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2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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お父さん、コンビニ開店して大丈夫ですか

2020/06/28 22:56:10 | ライフスタイル | コメント:0件

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(コンビニ経営で幸せなシニア生活が送れるのでしょうか。)


WATANKOが住む街では最近またぞろコンビニエンスストアが開店ラッシュを迎えています。わかりやすく表しますとWATANKOの自宅周辺にて目に留まっただけでこの2~3週間の間に4件のコンビニが新規開店しました。

 

なぜ目に留まるかというと最近は新規開店時の集客狙いのチラシが新聞広告に折り込まれていることが多いからです。そこには新規開店セールと称して割引チケットがついているのが今やデフォルトであり、2枚に1枚くらいの確率で新規開店したコンビニのオーナー店長と思しき年配者夫婦の写真が掲載されていることもあります。

 

夫婦が写真の中から笑顔を振りまいていると人情が湧いてきてそのコンビニに行ってみるか...という気にはならず、決まって割引クーポンを使って昼食や軽食を買いにいきます。

 

ピカピカの店内(コンビニは原則クリンリネスが行き届いていますが新築店舗は一層綺麗)に入るとPOSデータが揃わない中でとりあえず手あたり次第に仕入れた商品がこれでもかと店頭にたんまりと陳列されています。

 

店頭では形が整った新鮮な野菜もまた陳列され売り出されており、新規開店らしい賑わいを醸し題しています。オーナー店長のコンビニ経営マインドは新規開店時にピークに達しているにちがいありません。

 

■ドミナント戦略はオーナーにとって大変

 

そんな賑わいをみせたコンビニも1週間とたたないうちに他のコンビ二と同様の風貌になります。店舗デザインが同一のチェーンストアなのであたりまえなのですが、他のコンビニと同様に周辺の建物景色の中に溶け込んでまるでずっとまえからそこに建っていたような佇まいになります。

 

さて年配者のオーナー店長のコンビニ経営の趨勢はどうなるでしょうか。

 

チェーンストアが出店する際にはドミナント戦略(地域を絞って集中的に出店する戦略)をとることがあります。ドミナント戦略についての詳細は省きますが、要はフランチャイズのオーナーからみればチェーンストア本部が全く同じ店舗を自分の店舗に近所にどんどん出店させるわけです。

 

例えば自分のセブンイレブンから1kmも離れていないところにも別のオーナーのセブンイレブンができるわけです。この近接な同店舗競合のもとに売上を上げなければならないので双方のオーナーは大変です。

 

大抵はちょっとした車の流れや駐車場の広さやアクセスの利便差によってわずかずつですが集客に差がついてきます。そうなると売上が落ちてきた店は利益を確保しようと商品ロスを抑えたいがために商品の発注量を絞ります。すると今度は店頭の在庫が減り品切れや品薄の印象がついてますます客が離れます。

 

このドミナント戦略を一番徹底させていたのは、WATANKOが住む街ではセブンイレブンでした。なにせWATANKOの自宅から歩いて行ける距離内にセブンイレブンは4店舗もあるのです。まさに徹底したドミナント。最近はローソンもボチボチ出店を増やしてきました(冒頭紹介したコンビ二もローソンです。)がまたまだセブンイレブンが圧倒的です。

 

だからセブンイレブンのオーナーにとって一番の競合先はローソンどころではなく、上述のとおり同じセブンイレブンなのです。

 

 

■売上をあげられるか

 

そんな中でコンビニの売上目標である日商500千円(チェーンによってばらつきあり)をあげるのは容易ではありません。24時間営業でも来店客が見込めるのは実質的にその3分の2の16時間くらいでしょう。(7時から11時まで16時間。「セブンイレブン」とはよくいったものです。)

 

16時間で500千円の日商をあげるためには1時間あたり平均31千円。客単価1,000円としてもおよそ2分間に客1名がお買い上げしてくれないと目標未達です。

 

しかも夜中の売れない時間も店を開けておかねばなりませんのでその間のバイト代や光熱費はほぼロスでしかないといえるでしょう。

 

さらにはチェーンストア本部からの経営指導料という名目のロイヤリティの負担が重くのしかかります。(チェーンストア研究ブログではないのでこの問題はここまでにしますが。)

 

同じ店舗との競争に生き残り、ロイヤリティ負担にも耐えながらコンビニを続けるためにオーナーは経費をできるだけ抑えるほかありません。


経費の中で一番負担が重いのは人件費ですのでアルバイトも絞らざると得ません。とくに以前と違って好景気と人手不足からアルバイトを集めるのも(上昇した時給の負担も含めて)大変でしょう。

 

それでは経費節減のためにアルバイトは減らすとなると、代わりにオーナーが店頭に立つ時間はますます増えることになります。その先には心身を害する結果が待っていることはいうまでもありません。

 

■まとめ

 

冒頭にとりあげた新規開店したコンビニエンスストアの行く末はどうなるでしょうか。一体何年持つだろうかとWATANKOは半分いや4分の3くらい心配します。

 

これから意気揚々とコンビニを始めようとしているオーナーに対して、売上が思う様にあがらない場合、致命的な累損を抱えるまえに撤退する。そのような「コンビニ経営の出口戦略」を新規開店の時に同時に決めておいた方がよいという意見をとどけることは難しいでしょう。

 

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