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WATANKO

Author:WATANKO
2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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WATANKO、最後の不動産取引⑤-意外過ぎる展開

2020/08/21 23:08:08 | 不動産投資 | コメント:0件

820日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

150,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

80,821千円

■損益率

53.9

2020年2月14日比評価損益増減

 ▲3,944千円

 


photo-manipulation-2035967_960_720[1]
(前回からの続きです。)

 

S社に買い取りを拒否された水路部分の土地(下記図のC)を誰が所有するか。WATANKOはT社と協議して3つの案を用意しました。

 

■3つの案

 

以下は現況の見取り図です。(再掲)

20200817表1 

 

 

【α案】斉藤Jrに譲渡する

 

今回、自分の所有地の水周りを心配している当の斉藤Jr自身が、WATANKOが所有する水路であるCを手に入れます。これによって当人自身が水路を所有して、水周りの心配がなくなります。

 

しかしながら斉藤Jrからみれば、自身が保有しなくとも現在のように同意者をタテにWATANKO家の所有下の元に水路が確保されれば目的は達成できますので、わざわざ猫の額ほどの土地を所有する動機は乏しいと想像しています。

 

【β案】田圃Hの所有者に譲渡する

 

現況ではWATANKOの水路からトンネルを抜けて田圃Hに水が流れ込んでいます。したがいWATANKOのCがなくなるとHに水が流れ込まなくなります。そうなればHで稲作を行っている所有者は困ってしまいます。

 

この事情をテコに「Cの土地を買い取ってくれないか。」と提案するわけです。

 

しかしながら前回の記事で解説したとおり、周辺の水の流れを変える原因をつくった者は周囲の田圃に対して以前と同様の灌漑を施す必要があるため、CをつぶすならHへの水の流れを手当てするのはWATANKOの責務となります。それを逆にHの所有者にCの土地を買い取ってもらう提案は、果たして通じる話でしょうか。

 

β案は斉藤JrWATANKOのトラブルのとばっちりをHの所有者がうけることになるため、WATANKOとしては心情的にはなかなか踏み切れない提案であるのが正直な気持ちです。

 

【γ案】水路CだけWATANKO家が保有継続する

 

これは解決案というよりも、やむなき選択肢です。S社のいうとおり売却はA、Bにとどめ、残るCはWATANKOが保有することでFやHの水回りのために水路を維持するわけです。ただしCだけでは資産価値はなく、ここを単独で購入する者はまず将来に渡って現れないでしょう。

 

もし他の案が不成立に終わった場合にはこのγ案とするか、それともいっそA、Bの売却を全部ご破算にしてしまうか。

 

しかしもし将来A、B、Cの売却を再度試みることがあっても水路の問題はまた付きまとってきます。もしも斉藤Jrが数十年後に亡くなり、Fの所有者が変わればまたどうなるかわかりませんが、そんな迂遠な選択をするわけにはいきません。

 

まとめるとα案、β案ともに実現は難しそうに思えたため、WATANKOはなかばγ案を覚悟して

 

一方で将来、もしも斉藤JrないしFを相続した親族から、Fを売却処分するためにCとの間の境界線の確認を求められた際には、Cの土地の買い取りを条件として相手に突きつけようと固く誓うことでしょう。

 

WATANKOはT社を仲介役として斉藤Jrにα案を提案してみました。

 

■意外な展開

 

やがてT社が斉藤Jrに提案をもっていったところ、T社は斉藤Jrから大層怒られたとのこと。やはり斉藤JrからみればわざわざCを所有する意義がないため、けんもほろろであったか。

 

しかし実際にはさにあらず。斉藤Jrの怒った理由は次のとおり。

 

WATANKOがCの水路土地だけ保有し続けても、WATANKOにとって意味はないだろう。S社はとんでもないこと言い出している。」

 

ついでに斉藤JrはS社がCの土地を買い取るようにS社と交渉してやるとまで言い出してきました。


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T社もWATANKOもこれには驚きです。一体、斉藤Jrは何のメリットがあって、親戚でもなんでもないWATANKO家の土地売却に直接介入してくるのか...。

 

斉藤Jrの自宅はWATANKO家から200mほど離れた近所であり、ときたま出くわすことがあります。

 

ある朝、WATANKOが斉藤家の前を通りがかった際に斉藤Jrとバッタリあったので、今回の動きについて聞いてみると「S社はとんでもない会社だ。俺が交渉してやるからまあまかせてみなさい。」と完全に交渉請け負いモードになっているではありませんか。

 

このあまりにも意外過ぎる展開によってこの水路の所有の交渉に関してWATANKOは半ばコントロールを失ってしまいました。

 

ともかくやる気満々の斉藤Jrに追い立てられるかのようにT社はS社と斉藤Jrの協議をセットしたようです。

 

■水路の所有先

 

しかし意気込んだ斉藤Jrが交渉してみても、どうやら水路は買い取れないというS社の方針は覆りませんでした。S社からみれば、そもそもなぜCの保有者でもない斉藤Jrと交渉しなければならないのかという点からして不自然極まりなかったでしょう。

 

この状況をT社から聞きつけたWATANKOは、すかさずT社経由で斉藤Jrにα案を再度提案しました。

 

その際に「Cは無償で譲渡する」「分筆登記費用等の諸経費は一切WATANKO側が負担する」の二つを条件として提示しました。通常の土地譲渡ではありえない好条件ですが、WATANKOからみればこんな使い道の無い極狭な土地を持続ける方がはるかに負担です。

 

すると斉藤Jrは「無償であればもらってやってもよい」と意思表明してきました。さらにFと同様にCが接するEの所有者に働きかけた結果、Cを2つに分筆して斉藤JrとEの所有者にてそれぞれ隣接部分を所有する案まで整えてきました。

 

図示すると次のとおりです。

20200821表1


Cを分筆してC1をEの所有者に、C2をFの所有者である斉藤Jrに分筆、譲渡する案となるわけです。

 

(つづく。次回で最終回です。)

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