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WATANKO

Author:WATANKO
2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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WATANKO、最後の不動産取引⑥-引き渡しと振り返り

2020/08/23 07:38:00 | 不動産投資 | コメント:2件

821日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

150,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

80,454千円

■損益率

53.6
2020年2月14日比評価損益増減

 ▲4,311千円




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(前回の続きです。今回で完結です。)

 

遊休地の売却先であるハウスメーカーS社から隣地との間にある水路の購入を拒絶されたWATANKOは、隣地所有者であり過去に因縁がある斉藤家の現当主である斉藤Jrに対して、水路の無償譲渡を提案したところ、斉藤Jrは受諾するところとなり、2020年に入ってから土地の売買は解決へと進みます。

 

■決済と引き渡し

 

WATANKOが土地家屋調査士Y社による水路の土地の分筆手続きを行った後、S社は購入土地について、地元市役所に農地転用の開発申請手続きに入りました。S社によるとWATANKOが住む街の市役所は開発申請の審査が他の自治体にくらべてとても厳しいとのこと。おかげで開発許可が下りるまで半年余りかかりました。

 

やがて今年の7月にやっと許可が下りて現地工事が可能な状態となり、翌8月に土地売買の最終決済と土地の引き渡しが行われました。

 

売却した土地は当初の面積から分筆した水路の分だけ減りましたが、S社とは契約当初の売却価格を据え置きすることで合意できていました。WATANKOとしてはS社は契約したあとから水路の土地部分の購入を断ってきたのですからこれくらい当然と捉えています。またS社側も契約変更の手続きを行うよりはこのままで進めた勧めた方が時間もかからず良いとの判断であったか。

 

現在、土地家屋調査士Y社にて水路を斉藤JrとEの所有者に名義変更する手続きを進めています。近々これも完了することでしょう。

 

■売却の振り返り

 

2018年の夏にWATANKOが地元の金融機関に不動産業者の紹介をお願いしてからちょうど2年が経ちました。かつての斉藤家との間で騒動があった田畑の造成工事の時は3年近くかかりましたのでそれに比べれば短かったですが、それでも売却完了まで結構時間がかかったなという印象です。

 

今思えば水路の問題解決の頃はだいぶ神経戦でありました。いつ解決をみるのかわからないと思っていたところへ、急転直下の展開で無事ゴールを迎えることができて良かったです。

 

しかしながら自分の意思のおよばないところ、斉藤Jrの意向によって土地売買が成立に向かったことについてはモヤモヤが残り、スッキリしない一面もあります。

 

正直言って、斉藤Jrが何を考えて水路の譲渡を受諾したのか、現在のWATANKO家に対してどのように思っているのか、今でもよくわかりません。

 

単に土地が無償で手に入るから受諾したのか、それとも昔、斉藤家の親戚縁者がWATANKO家に多大な迷惑をかけたお詫びと思っているのか。そもそも迷惑をかけたことすら認識しているのかどうかもわかりません。

 

でもWATANKOからみればモヤモヤが残りつつも所期の目的は無事達成された以上、過去の因縁があって話しづらい相手といまさら対談する機会を設ける気はおきません。

 

昔、WATANKOの父とWATANKOが被った迷惑に対する憎悪をWATANKOは長年かけてどうにか封印してきたのです。それを蒸し返したくはなく、今後も斉藤家とのコンタクトはこちらからはするつもりはありません。

 

WATANKOが今回売却した土地に隣接する斉藤家の土地は田圃が並ぶ中に位置しており、周囲は畦道で囲われているだけで接道していません。よって当該土地だけを売却しようとしてもおそらく買い手がつかないでしょう。斉藤Jrが稲作をしなくなった今となってはまさに「負動産」でありましょう。

 

そんな資産を持ちつづけなければならない斉藤Jrとその子ども達に対して、ほんの少しだけ憐れみを感じるWATANKOでありました。

 

■不動産のリストラクチャリングが完結

 

今回の連続記事の第1回目にてWATANKOが行ってきた不動産の投資と賃貸は、父が手掛けて拡大してきた物件群のリストラクチャリングだと述べました。

 

不良な賃貸先であったり、不都合な契約条件となっていた物件については時間をかけて整理と変更を行ってきました。

 

20年かけてきた不動産のリストラクチャリングについて、売買を伴う箇所はこれで完結となります。

 

20年かけてきたリストラクチャリングですが、同時に今回のようなストレスに晒されてきた裏道もまた20年間歩いてきました。

 

不動産投資とはそこに様々な当事者が介在して、彼らと色々な折衝をやり続けていかねばなりません。

 

スーツを着た身なりのよい不動産会社の営業マンとだけ接して都内のワンルームを購入して、誰それに貸し出す。そんなスマートなスタイルだけが不動産投資ではありません。

 

専門的な知識でもっておしてくる不動産業者、金融業者、建築業者。利己的で常識外れな近隣関係者。彼らを相手に所期の投資目的を達成させる。そして借り手の事業や人生のふがいなさに振り回されつつも賃貸事業の目標採算を長期に渡って確保する。

 

なんとも多種多様な他人との対峙を乗り越えてリターンを得る長期投資。それが不動産投資なのです。

 

(あとがきにかえて)

 

土地売却の決済が完了した翌朝、WATANKOは売却した土地を覗きにいきました。売却にとりかかってから2年経ち、その間草刈りもせずずっと放置していたため、草木は伸び放題となりWATANKOの背丈くらいまで達しています。

 

1~2年も立てばこれからここに新しい家々が建ち、そこに若い家族が住みはじめることでしょう。WATANKOが所有していた戸建ての入居者を退去させて以来、10年ぶりにこの土地にまた人が住み始めることによって、この土地は再生することになります。

 

これからこの土地で暮らし始める家族がもたらす賑わいを想像すると、そこに40年前の7軒の戸建て賃貸に住んでいた人達の賑わいを重ねて懐かしむことができる者はもはやWATANKOしか残っていません。

 

WATANKOは少しばかり寂寥感をまといつつ売却した土地をあとにしました。

 

 

「WATANKO、最後の不動産取引」 おわり

 

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コメント

2020/08/23(日) 12:26:14 | URL | higashinakanoya #-
〝お疲れ様でした〟という以外、適当な言葉が有りません。
受け継いだ土地をどうしていくのかは、土地を所有・管理する者にとって、常に悩ましい問題です。地元では、土地があっていいねと思われているかも知れませんが、実態は、税金・借入で、〝所有者〟という名前だけのようです。
せめて、大きなリスクに見合うキャッシュフローを確保していかなければと思っています。
得た利益をどうするかも問題で、人それぞれでしょうが、私はどうも金融資産で運用していくのが信用できず、新たな不動産を取得する考えでいます。
しかし、何だか自転車操業みたいで、終わりはあるのか?と不安にもなります。
〝最後の不動産取引〟とのことですが、今後も不動産関連の記事を宜しくお願いします。

Re: タイトルなし

2020/08/23(日) 16:59:57 | URL | WATANKO #/uTO8teo
higashinakanoyaさん

コメントありがとうございます。

私はこれでようやく不動産と証券の保有割合がバランスとれてきたかなという感じです。

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