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WATANKO

Author:WATANKO
2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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バランスファンドはその便益を最大限活かす使い方をしましょう【Refrain2020】

2020/11/14 08:57:00 | Refrain | コメント:2件

1113日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

180,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

92,508千円

■損益率

51.4



SVGBF.png

 
(ザ・バランスファンド<セゾン投信のHPから抜粋>)

 

WATANKOは免許を取得して以来、他人が運転する車に同乗させてもらう時、僭越ではありますがそのドライバーの運転を観察することが多いです。たとえそれがタクシーであっても取引先が用意してくれた車であっても、そのドライバーから学べる技能はないかと運転する様子をつい覗いてしまいます。

 

そんな中にあってこれまで見つけた傾向のひとつとして、オートマチックトランスミッション(以下AT)の操作において、車が停止するたびにP又はNレンジに入れたり、ちょっと長い坂道を下るたびにDレンジからひとつ下のレンジに入れるという操作をする人をみかけることがあります。

 

ATは面倒なクラッチ断続とギア入れ替え操作を省くことができる自動車の機能です。それが信号待ちのたびにわざわざP又はNレンジに入れて、発進時にまたDレンジに入れる。たいした長くもない下り坂を進む際にブレーキの負担を減らすためか、わざわざDレンジから、エンジンブレーキがより効きやすい一つ下のレンジに入れる。クラッチ断続とギア入れ替え操作を省くことができるAT車を運転しているのに、なぜこのような面倒な操作をわざわざするのでしょうか。

 

停車時にATをいたわりたいという理由でわざわざP又はNレンジに入れるというのならば、レンジの切り替えを煩雑にする方がよっぽどATにとって機械的な負担となります。あるいは数十年前のATが普及し始めた頃ならともかく、現代のATであればそれくらいのことをしても機械的な負担とはならないかもしれませんが、一方でレンジをわざわざ切り替えてもATをいたわる効果もまた限りなくゼロに近いでしょう。

 

山岳地域の十数キロも続く下り道を走るならともかく、郊外のたいした長くもないちょっとした下り坂で、いちいちブレーキのフェードを心配してその負担を軽減させるべく一つ下のレンジに切り替えるというのは大げさであります。ディスクブレーキが普及している現在の車ではその程度の下り坂でブレーキがフェードするなどというのは、まず心配の必要はありません。フットブレーキを積極的に使って問題はないでしょう。

 

AT車を運転している以上、ATがもたらす便益を最大限利用することがAT車の存在意義でもあります。それをわざわざ損なってしまう行動を繁雑に行うドライバーをみかけると、この人、実はマニュアル車を運転したいのかと思ってしまいます。

 

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信託報酬が安価で、投資対象の分散が効いたバランスファンドはインデックス投資家の皆さんの間で一定の評価がみられます。

 

さてこのバランスファンドを用いたポートフォリオの組成と管理(リバランス)を行う場合、バランスファンドの便益を最大限利用するという視点からみて、それをどう取り扱うべきでしょうか。

 

バランスファンドの最大の便益は、それを構成するアセット間の各商品を個別に買い揃える手間を省けることと、アセット間のリバランスを自動でやってくれるところにあります。

 

さらに最近ではバランスファンドの中にはバラ買いの場合よりもわずかではありますが、安い信託報酬を設定している商品もあります。(ただし一方でこのように商品・サービスの世界では一般的にはセット販売にして相応の分量を買ってもらえるならば、割安な価格設定にするのは当たり前という見方もあります。)

 

ところがせっかくバランスファンドを買って手間いらずのポートフォリオを手に入れたにもかかわらず、そこにまたいくつかの個別アセットクラスの商品を付け足ししてポートフォリオのカスタマイズを進めてしまう。それをやればやるほどバランスファンドをわざわざ買っている意義が薄れてしまうのではないでしょうか。

 

バランスファンドを買う目的は手間省きです。しかしながらここに更に複数のアセットをトッピングするのであれば、それらとバランスファンドとの間でのリバランスの手間が必要になります。どうせ手間がかかるくらいなら、最初から全てバラ買いした方が割安になるケースがまだまだ多く、手間をかけた分のメリットはあるでしょう。

 

またバランスファンドを複数買って、それらを複合させて自分の希望に精緻に合致したポートフォリオを作りたいと考える方もいるかもしれませんが、これもそのポートフォリオを維持するために複数のバランスファンドの間でのリバランスという複雑面倒な作業が待っています。

 

「バランスファンドAの先進国株式25%とバランスファンドBの先進国株式10%の合計35%が私の求める配分だ」というならば、最初から先進国株式アセット商品を35%買えばよいのではないでしょうか。

 

さらには将来、アセットアロケーションを変更したい時にもバラ買いオンリーの方がそれを実行しやすいでしょう。複数のバランスファンドでポートフォリオを組成した場合、これを変えるとなればバランスファンド間での複雑なリバランスが必要になります。

 

バランスファンドは株式50:債券50でも時価総額比率でも、GDP比率でも、均等配分でも、新興国が含まれていてもいなくても、REITが含まれていてもいなくても、為替ヘッジがあってもなくてもどれが一番成績が良いかということは当てることができません。それは自分でわざわざ組成したポートフォリオであっても同様であります。

 

であるならば、バランスファンド+複数の個別アセットあるいは複数のバランスファンドでわざわざ自分なりのポートフォリオをつくり、これを維持する手間をかけるよりも、販売されているバランスファンドの中から自分のとって一番しっくりくる商品を一つだけ選び、手間いらずのバランスファンドの便益を最大限享受した方が良いのではないでしょうか。

 

どうしてもバランスファンドひとつでは満足できないとう御仁であれば、個別アセットクラスの商品をひとつだけ追加するくらいであれば、その商品とのリバランスだけを行えばよいのでバランスファンドの手間いらずという便益が損なわれることは少ないかもしれませんが、せいぜいそこまでと考えます。

 

WATANKOはかつてインデックス投資を始めた頃、セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドをはじめ3つのバランスファンドを試験的に同時購入していましたが、現在、セゾン以外は売却しました。それはバラ買いによるポートフォリオ組成の柔軟さを選んだからであります。

 

セゾンを残しているのはバラ買いとの比較ベンチマークとして、そして将来、子ども達に推奨しえるバランスファンドであるか見定める意味で保有しており、メインのポートフォリオの組成に役立てようというわけではありません。

 

今や色々な種類の低廉なバランスファンドが揃ってきました。どれも魅力的にみえてつい目移りしてしまい、あれもこれも選びがちになる気持ちもよくわかります。しかしながら資産運用のビークルとしてバランスファンドを選ぶ意義を見失うことなく、上手に活用したいものです。

 

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この記事を書いてから以降、バランスファンドの信託報酬はとても下がりました。いまやコスト面ではバラ買いとどちらを選んでもほとんど差はありません。

 

WATANKOはコスト低減に加えて、リバランスの手間省きのメリットを改めて重視した結果、今年にはいってから積み立て購入の投信を日本株式、先進国株式、新興国株式の各個別商品の組み合わせからeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1本に絞っています。

 

記事を書いた5年前には想像もつかない展開です。株式相場と同様に、投資のために購入する商品の変遷についても未来は全く読めませんね。

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コメント

2020/11/14(土) 19:07:15 | URL | たんちん #-
めちゃクチャわかりやすい、短い坂道でATからマニュアルしてエンブレ楽しんですが古い車でタイムラグがあるんです。

Re: タイトルなし

2020/11/15(日) 08:46:51 | URL | WATANKO #/uTO8teo
たんちんさん

コメントありがとうございます。

て、そこですか・笑!?

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