FC2ブログ
プロフィール

WATANKO

Author:WATANKO
2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

月別アーカイブ
アクセスカウンター

利益をエンジョイしようとするのもむずかしい

2020/12/25 23:49:00 | 資産運用 | コメント:0件

1224日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

180,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

101,831千円

■損益率

56.6



cryptocurrency-3435862_960_720[1]
(含み益がでているから、アレ買いたいわ)

今年は3月にコロナショックによる相場の急激な下落があったものの、それ以降の株式相場について、例えば日経平均はバブル崩壊後の最高値を更新する等絶好調です。

 

インデックス投資をやっている人は勿論のこと、アクティブ投資をやっている人もよほどハズレくじの個別株銘柄でも買っていない限りは総じて好調な投資成績であったのではないでしょうか。

 

このような状態は誰だってとても嬉しいし、楽しいです。なかには金額は大した変動がなくともネット証券に毎晩ログインして自分の口座の残高の含み益を眺めてニンマリしている人もいてもおかしくはありません。あたかも預金通帳に貯まったお金をながめているのかのように。

 

さて株価があがり、保有資産の含み益がグングン上昇するとその分、気も大きくなり増益分を消費拡大につなげてしまう個人投資家がでてもおかしくはありません。「旅行に行こう。車を買い替えよう。」などなど。いわゆる株価が上がり景況感があがると消費が増えるという通説です。勿論逆のパターンもありますが・・・。

 

あるいはそこまでいかずとも「今年は投資で含み益が5,000千円増えたので1年の生活費分は賄えた。」とほくそ笑む個人がでてもおかしくはありません。特に安定的な給与所得がない或いは少ない家計で暮らすリタイアまたはセミリタイアをされている個人投資家におかれましては、大いなる安心感に満たされていることでしょう。

 

ビバ!皮算用です。

 

ですがリスク資産が創出した含み益だけをみて現実の消費を増やしてしまったり、または生活費分が賄えたと思うのは早計です。

 

なぜなら聡明なる皆さんはご理解のとおり、その含み益は確定した利益ではなく明日、来月または来年は消失してしまうかもしれない、かりそめの利益だからです。

 

ですから含み益を原資とみたてて高額な消費を促進させてしまうと、その後相場が下落して含み益が消えてしまえば、そこに残るはただの無駄遣いです。また生活費が賄えたとおもっても、その原資は消えてなくなり残るは生活費を支出したという事実だけです。

 

「何を当たり前のことを言っているのか。」

 

ここまで読んでそう思った貴方、貴方は正しい。ではその正しい認識のもとに厚くなった含み益をどれだけ眺めても無駄遣いに走ったり、生活費が掛からなったという幻想を抱かずに節約と貯蓄を続けることが貴方はできるでしょうか。

 

これは含み益を捉えたケースだけにとどまりません。

 

少々古い話題になりますがかつての毎月分配金型の投資信託で資産運用しているケース。この中には毎月分配金を沢山もらっていたら実はその多くを占める部分が実は投資元本の取り崩し、つまりはタコ足に過ぎなかったという事例が少なくありませんでした。

 

また話題の時間軸をもっと最近にもってくれば個別株式の配当金があります。配当金自体は確定利益ですが、その配当金を生み出した個別株式の価額リスクに目を向けずして呑気に配当を享受することは出来はしません。更にいえば高配当の個別株であっても、元本のリスクまで併せて考えれば“高配当”を額面通りに受け取って良いものか。

 

さらには不動産投資とて同様です。毎月の賃料収入にウハウハしてばかりで、その一方で想定外の空室率の上昇や諸経費の増加に見舞われているかもしれません。売買相場で相当の利ザヤを手堅く見込める場合を除けば、保有期間中のトータル損益がどの水準に落ち着くかを読み切ることはかなり難しいでしょう。

 

分配金や配当金、賃料収入が増えたからといって、いつのまにか財布の紐を緩めてしまったり、生活費の節約を怠ったりするわけにはいきません。

 

個人がまだまだ資産形成の途上にあり余裕資金の多くをリスク資産に振り分け続ける場合、こうしたかりそめの利益をそのまま消費の原資や収入に換えてみてしまうことには注意が必要です。

 

リスク商品を保有して得た利益を本当の可処分所得としてエンジョイするためには、リスク資産の全部あるいはかなりの部分を現金又は元本リスクの少ない債券商品に換える必要があります。

 

それは同時にそのあと更に利益を伸ばす機会を喪失することを意味することになるかもしれません。資産形成の途上にある者にとってはそちらの道はなかなかに選び難いです。

 

嗚呼、利益をエンジョイしようとするのもむずかしい。

 

(あとがきにかえて)

 

妻ミサト「なんだか堅苦しいわね。キャッシュが入ったら使えばいいじゃない。」

 

WATANKO「先のことはわからない。将来は元本のロスが確定的になり、トータルリターンはマイナスになるかもしれないと覚悟の上で分配金や配当金、賃料収入を消費にまわすのならば何もいいません。しかもひょっとしたらトータルリターンがプラスになる場合だってあります。でもそんな覚悟も持たず、後で『こんなはずではなかった』と後悔するケースが増えると投資に対するイメージがますます悪くなります。本当は自業自得なのですが。」

 

妻ミサト「あら、私はETFの分配金を覚悟の上で使っているわよ。トータルリターンが怖くて高額化粧品が買えますか!それに将来貴方が買うスーパーカーの減価償却に比べたら断然安い消費よ。」

 

WATANKO「!!!(それを言われると返す言葉もございません・・・。)」

スポンサーサイト




コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する