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WATANKO

Author:WATANKO
2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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【Side B】スーパーカーの選び方(1)ポルシェ911はスーパーカー選びの軸たりえる

2021/02/21 23:44:00 | 自動車 | コメント:0件

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(大好きなマルティニカラーを纏った911)


WATANKOは自身の資産運用がコロナショック以降の株式相場の復調と上昇のおかげもあって2008年に資産運用をスタートした当初の運用総額に到達するところまできました。

 

そこで資産運用という“忍耐”の目標を達成してきたWATANKOが次に考えるべきは“煩悩”の目標達成です。つまりはスーパーカーを手に入れるべく具体的なスタディ・フェーズに移行(大げさ)しようというわけであります。

 

ところがスーパーカーと一口にいってもイタリアンを中心にドイッチェもあればブリテュッシュもあります。欧州以外にもアメリカンやジャパニーズもあり、それぞれの国に複数のメーカーがあり、それらのどれもが異なる個性と魅力を放っております。

 

そこで手に入れたいと思えるスーパーカーの候補について、バイヤーズガイド記事を書き連ねることによって自身のスーパーカー選びを自ら研ぎ澄ましていきたいと思います。

 

CAUTION!】本記事は長年スーパーカーを眺め続けてきたブログ管理者が独断と偏見に基づきスーパーカーのメーカーおよびモデルを評しています。そこには客観的な事実に元づく内容のみならず、車好きならではの様々な主観、スーパーカーを選んで買おうとする人が持ちえそうな思考を辿って書かれた内容が含まれています。したがって記事にて取りあげられたモデルのオーナーの中には記事内容について快く思わない方もいるやもしれませんので、そのような心配をされる方は本記事を読まれないことをお勧めします。

 

■ポルシェ911とは

 

日本国内でスーパーカーを買って、乗って、維持するという場合、それらにもっともふさわしいメーカー、モデルは何か。

 

WATANKOはいの一番にてポルシェ911を推奨します。ポルシェはスーパーカー(正確には高級スポーツカー)メーカーとして知名度は抜群。メジャーなので日本国内に三大都市圏以外の主要都市にも正規ディーラーがあります。さらに中古車を扱う専門ショップも多いです。

 

なかでもリアエンジン搭載の911はもっとも歴史が長くて有名なモデルです。車に対する興味が一般レベルの人々にとってポルシェと言えば911を思い浮かべる人が多いことでしょう。マカンやパナメーラを指して「これもポルシェだ」と説明しても信じてくれないかもしれません。

 

911は歴史が長いので様々な歴代モデルが色々揃っており選び甲斐があるだけでなく、中古車の個体は1,000台程度(カーセンサー掲載分)と比較的豊富です。

 

つまり買いやすくて、選びやすい。そして認知度が高いためモデルの古い新しいを問わず(←ここ結構重要)スーパーカーらしいオーラを纏っているのが911というわけです。

 

■スーパーカー時代の911

 

911はもともと実用性を兼ね備えたスポーツカーとして開発されたのが起源です。ですから派手派手なハイスペックとデザインで飾られたイタリアンと異なり、どこか控え目で質素、ストイック、実用臭さが残るモデルでした。

 

スーパーカーが流行った1970年代後期には、ポルシェに関しては930ターボ(当時は911ではなく、930と呼称されていた。)がスーパーカーの一員として紹介されています。当時少年、今50代オヤジな人達の中には派手なリアフェンダーとリアウイングがついた930ターボを記憶する人が多いでしょう。

 

930ターボのエンジンスペックは1970年代後半で260馬力、35.0kgmのトルクと堂々たる高性能。日本車がこのスペックに追いつくのは約10年後のバブル期に沢山でできた280馬力カーの世代まで待つ事になります。

 

それほどに高性能であった930ターボは、しかしながら同時期のイタリアン・スーパーカーに比べると武骨なデザインでした。特に2つの真ん丸なフロントライトが立っており、正面からみるとカエル顔でした。ハッキリってリトラクタブルヘッドライドを採用するイタリアンに比べて子ども心にもここは格好悪いと思っていました。ちなみにそこは今では洗練されておりスマートな顔立ちになっています。

 

■現代の911

 

911は性能の割には値段が安いとよく言われた時期がありました。しかしながらFMCを繰り返すたびに値段はどんどん上がり、今やベースモデルは25年前のおよそ1.4倍です。勿論モデルの中身自体が充実・進化してきているので単純比較はできませんが、1千万円ちょっとで新車の911が買える時代は遠くになりにけり、です。

 

それとこれもよくバイヤーズガイドで書かれていますが、ほぼ全オーナーは911を新車で買う場合、吊るしの状態で買うことはなく、いくつかのオプションをつけています。これが油断すると数百万円コースになるので厳選する必要があります。WATANKOも何度もメーカーのサイトでコンフィグレーターを使って見積試算をしてみたことがありますが、オプションは100万円を下ることはまずありえず、ある程度絞り込んでみても200万円~300万円くらいはザラにかかりました。(夜更かしの理由)

 

また古くからの911好きからみれば憂慮すべき事態なのですが、911はFMCをくり返すたびに他のほぼすべてのメーカーの量販モデルと同様にボディサイズを拡大させてきています。空冷式の頃は全長が4.2m半ばであったところが、水冷式のタイプ996、997で4.4m半ば、タイプ991以降では4.5mを超えてきています。もうこれ以上、大きくなると人車一体感をどれだけ体感できるようになるか怪しいものです。

  

■911の選び方

 

911は50年以上続くモデルであり、現行は8代目です。4代目(~1996年頃)までの空冷モデルは半ばコレクターアイテム化しているので、ビンテージカー収集志向ではなく、普段使いを想定するならば検討する必要はありません。おそらくエアコンも効きが悪そうですし。

 

通常の選択肢としては1998年以降の水冷式モデルが適当でしょう。

 

911に限らずですがスーパーカーの年式選びの方向性は主に2つあります。

 

その1:予算が限られているので維持に重要な問題を抱えないレベルで、かつなるべく低価格のものが欲しい。この場合は登録から10年超の低年式車がターゲットになります。ただしあまり古すぎると品質面に不治の問題を抱えたり、維持費が嵩むことが予想されます。

 

その2:予算はあるのでとにかく新しいのが欲しいという場合。この場合は新車もしくは新古車レベルの現行モデルになります。あるいは新車ほどの予算は割けないがなるべく新しいのが欲しいとなると予算を1~2割落として一世代前の中古。認定中古車が無難でしょう。


では911では具体的にどうなるか。


まず水冷式になってからの911のモデル変遷は次の通りです。

 

1998年~2004年 タイプ996

2004年~2011年 タイプ997

2011年~2019年 タイプ991

2019年~     タイプ992

 

■方向性のその1

 

水冷式の最初のモデルとしてはタイプ996があり、確かに低予算で買えますが、大半が20年超もしくはそれ近く経過したモデルなので流石に品質と維持費が心配です。

 

それ以前に車好き達、いやポルシェ好きの本音を代弁させてもらえば、オーナーになろうと検討する人にとっては涙目タイプのファニーなヘッドライトやフォードのコンパクトカーみたいなセンターコンソールのデザイン(昔のUFOみたいに丸っこいラジカセのようなデザイン)など往年の911のデザインとの違いがみられる996にはかなりの拒否反応があるのではないでしょうか。

 

そこで予算が限られている方にお勧めなのが次のタイプ997。最後の空冷モデル993の後継らしくスラントしたヘッドライド。996に比べて直線基調で写真でみるだけでもググっと質感が増したことがわかるセンターコンソール。全体的に空冷式モデルを想起させる佇まいです。初期型であれば購入予算は400万円程度からでOKです。しかもモデル自体が一般の人からみたら現行モデルとほとんど違いがわかりません。911のオーラは新車同様に発しています。勿論、もっと予算をかけてできるだけ低年式、低走行距離の個体を狙うもよしでしょう。


実はWATANKOもまた、お試しかつカジュアルに乗り回す目的としてこの997を候補のひとつに挙げています。どうせならPDK搭載の後期型を・・・などと欲をかくと価格があがるので、もしも手に入れるならばここはティプトロを積む前期型、2WDでも4WDでもこだわらず、右ハンドルのみを条件として500万~600万円あたりの個体をターゲットにするでしょう。

 

または視点を変えてみると、次世代のタイプ991からはホイールベースも全長も更に伸びで、ドライバーと一体となったスポーツカーというよりもグランドツーリングカー志向が強まったモデルになっています。

 

そうなると空冷時代の手ごろな大きさで「着るスポーカー」といわれた911の最後の“らしさ”が残る997を選んで大事に乗るという選択肢はそれなりに説得力があります。この場合、ターボモデルやGT3などハイパワーやサーキット向きのモデルを選ぶ意義は薄いです。なぜならそのようなハイエンドなスペック志向ならば所詮最新型には敵いません。それよりも性能を追求するのではなくカレラ系で高年式を狙いたいです。

 

とくにモデルレンジ後半になっているとでてくるGTS系が装備充実でお得感があります。なおGTSは新車も中古車も同様のお買い得版です。(などと書きつつカーセンサーを覗くと10年落ち未満で800万円前後の個体をいくつかみつけました。このあたりがねらい目でしょうか。)

 

なお低年式の911というか、中古の911を選ぶ場合に気になることがあります。もう10年以上前に読んだ記事ですが、自動車評論家の沢村慎太郎氏が997の試乗記で唱えていたリアサスペンションの経年劣化具合です。

 

簡単に述べますとリアエンジンの荷重を支え、安定性を保つ911のリアサスペンションは沢村氏いわく1万キロも走ると当初の性能から劣化し、リアの安定性が悪化するということらしいです。その真因はバンプストッパーにあり、荷重の大きさ故に劣化が早いらしいです。ここについては中古車だけでなく新車を買って長く乗る場合であっても同様に気になるところです。本気で911購入を検討する状況になった場合には一度しっかりと調べてみたいと思っています。

 

■方向性その2

 

予算に余裕があるので最新かそれに準じたモデルが欲しいという場合。この場合は迷わず現行のタイプ992にいきましょう。予算をもう少し抑えたい方はひとつ前のタイプ991がありますが、どのみち高年式であれば予算は1千万円以上かかりますし、その予算が用意できる方はいっそもう少し積んでタイプ992を狙うことをお勧めします。

 

たしかに購入時に予算はかかるものの、将来売却する際には当然ながら991よりも992の方が高く売れますので購入時に割高にかかった分のうちある程度は取り戻せるでしょう。

 

逆に1千万円を超える予算を組めないのであればいっそ997の上物を狙う手もありますし、またケイマンを候補に入れればトップモデルのGT4も含めて選び放題です。

 

もうひとつ992を勧めるオマケの理由は、インフォメント装備の点からみても991から992の進歩は大きいからです。目に飛び込んでくるインフォメント系、AV操作系はとても新しさを演出しており魅力的でしょう。

 

ただし現行モデルの992についてもWATANKOにはデザイン上、気に入らないところがあります。それはフロントリップが樹脂パーツだらけで構成された地味な形状であるということです。

 

ラテンのコンパクトカーの廉価グレードでもあるまいし、なぜフロントに無彩色の樹脂パーツをあんなに取り付けているのか。992を初めて見かけたときは地味な内部パーツが露出している未完成品かと思いました。

 

フロントリップはモデルライフ折り返しのマイナーチェンジにて絶対カラー塗装を施したパーツに置き換わると予想します。

 

以上まとめるとカジュアルに997を乗り回すか、いっそ最新インフォメント装備含め機械的には最高最良のスペックをもつ992を選ぶかの2つの方向性を提示します。


歴代モデルのさらに詳細はこちら(Wikipedia)をどうぞ。


■ボディ選びの悩ましさ

 

ところが911の場合、選択はモデル年代にとどまりません。ボディスタイル、すなわちクーペかカブリオレ、はたまたタルガと揃っている中で何を選ぶかという悩ましい点があります。

 

もしもここであなたがオープンドライブを好まないのであればクーペ一択で迷いはありません。911は昔から金庫のように高いボディ剛性を誇っていると言われ、それが走りの質感、工業製品としての品質感を高めているようです。クーペモデルでそれを十分の堪能してもらいたいです。

 

一方、オープンエアドライブの欲求を叶えたい場合はカブリオレとなります。カブリオレはクーペがもつ剛性感をあきらめる代わりにエレガントな幌を纏ったオシャレ911です。とくに991以降のカブリオレは幌を閉じたシルエットが997以前にくらべて流麗に仕上がっています。(その点からすればカブリオレは991以降がオススメです。)

 

しかし弱点として911は一応ながら4シーターなのでカブリオレになると開口部が大きく風の巻き込みはかなり強いでしょう。それを抑えるために運転席・助手席の後ろについ立てが自動で張り出てくるのですが、これですとルックスがかなり不細工になるのが悩ましいところ。

 

さらにはオープンモデルを起点にスーパーカーを選ぶとなると純粋2シーターモデルに対して911は外気の整流、デザインの両面でやや不利になります。しかも身内にあるボクスターという素晴らしきミドルクラスのオープンモデルも視界に入ってきます。(以前、ホテルで開催されたポルシェの展示会に出向いた際にはディーラーのセールスマンは「911カブリオレとボクスターを比較するお客様はいません。」と見栄を切っていましたが、はて・・・。)

 

なおここで911にはタルガという屋根だけ格納されて大変恰好良いモデルも揃えています。新車価格はカブリオレと同一であり、メーカーからはお好きなオープンドライブを選んでくださいということらしいです。こいつならば風の巻き込みもカブリオレよりは抑えられるかもしれません。WATANKOはもともと911に限らず屋根だけが開くタルガトップモデルが好きなので、オープンエアの911であればカブリオレよりもタルガを選ぶでしょう。

  

■トップレンジはどうか

 

なお話をクーペに戻しますとトップレンジには純粋な走り志向、サーキット向きといわれるGT3や、極大トルクと馬力を誇るターボがラインナップされています。911を公道でほぼ100%乗るのであれば。これらのグレードが全く不要ですが、そこはスーパーカーを選ぶ視点ならばこれらも過剰性能もアリです。しかしながらそれであってもGT3は簡単に言ってしまえばサーキット走る仕様。それよりかトルクがガッツリ太いターボ系の方が買い得感は高いです。特にターボ・カブリオレとなると“濃厚豚骨醤油ラーメンの全部乗せ”といったてんこ盛り度満点です。

 

おっと更にはGT2という頂点モデルもありますが4000万円を出せる御仁であれば12気筒エンジンを積んだフェラーリ812スーパーファストやランボルギーニ・アヴェンタドールといった12気筒エンジン搭載のスーパーカーの頂点級を選んだ方が値段に見合った選択でしょう。

 

■911の選択

 

ポルシェの中で911は長年の高人気で中古のタマ数は豊富であること。911はボディ形式、エンジン、その他スペシャルモデルなど非常にラインナップが豊富です。スーパーカーの中から何を選ぶかと同じくらい、911はその中からどれを選ぶかということは大いに迷うところです。

 

そんな中にあってWATANKOが自身と911選びに悩む御仁に届ける選択肢としては以下のとおりです。

 

1.比較的抑えた予算でタイプ997を選びカジュアルに乗りまわす

2.往年の911らしさが残る997の上物を選ぶ

3.タイプ992のカレラ(クーペ)を厳選したオプションをつけて新車で買う

4.911でオープンエアドライブを楽しみたいならタルガ

5.ハイエンドな豪速スーパーカーとしてえらぶならGT系よりもターボ

 

うーん、もっと絞りこもうと試みましたがそれでもこの5択になってしまいました。それほどに911はバリエーションが多くて悩ましいということです。

 

その点からはスーパーカー選びとは“911選び”と置き換えることができるかもしれまません。高性能で人気が高い911を選んでおけばスーパーカー選びとしては間違いがない、鉄板の選択肢といえるかもしれません。

 

WATANKOは沢山のスーパーカーを知っており、911にことさら肩入れをしているわけではありませんが、それであってもどんなスーパーカーを買おうかと妄想するたびにおよそ50%の確率で911が浮かんできます。

 

■911はスーパーカー選びの軸になる

 

スーパーカーとは個性的なメーカーもしくはモデルなので、スーパーカー同士を比較し優劣を判断しようとしても、トヨタとホンダと日産のミニバンを横並びで優劣を決めるようにはいきません。

 

とはいえ何某かの評価軸をもってくらべないと各々の良し悪しもまた明確に浮かび上がってきません。

 

そこで911は人気度、性能、流通量などの面でスーパーカー選びの軸とするのがふさわしいモデルでもあります。他の数多あるスーパーカーは911に対してどれくらい性能が高いのか、低いのか。知名度や人気があるのか、ないのか。価格は割高か、割安か。買いやすさや維持のし易さはどうか。

 

これらの比較をすることによって911以外のスーパーカーを選ぶ際の理由を各人が見つけていくことができるでしょう。

 

(あとがきにかえて)

 

現代の911の項で述べましたが、911はFMCを繰り返すたびにボディサイズを拡大させてきています。

 

またEVモデルのタイカンを出してきたところを考慮すると、911に対しても将来なんらかの電動化が取り入れられるかもしれません。

 

つまりはボディがこれ以上膨れあがらない、純粋な内燃機関の911が欲しい人は今のうちに納得のいくモデルを手に入れておくべきであることを付言して、この独断と偏見に満ちた911バイヤーズガイドを〆たいと思います。

 

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