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WATANKO

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2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。ご連絡はwatanko1967@gmail.comまで。

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宗教信仰と現世利益 (Refrain 2011)

2011/07/01 01:00:00 | Refrain | コメント:2件

同じ投信でも、無分配型と毎月分配型では、随分と違うという雑感です。

無分配型の投信というものは長期保有し続ければ、分配金相当が再投資され、時間がたつほど税金未払い分の複利効果があらわれ、最後は報われるということです。これはあたかも投資信託という宗教を信仰するような面もちです。

これに対して、毎月分配型投信は、購入から直ちに分配金という御利益を享受できるものです。それが本当に御利益なのかどうかはおいといて、目の前に毎月降ってくる現金は、どうやら御利益に見えるようです。それはまるでただちにリターンがほしいというあたかも現世利益を追求する姿勢です。

どちらの宗派?も将来の目標達成には不確実性が伴います。同じ目標利回り、その他諸条件であれば、言わずもがなですが無分配型の投信に比べて毎月分配型投信の方が運用効率が悪いため、目標未達に終わる可能性が少し高そうです。先に御利益をもらってしまうよりも最後の最後に果実をいただく無分配型の投信の方がトータルの実りが多いかもしれません。

しかしながら将来の見通しはわかりません。未来の世界経済の変動による影響に比べたら、無分配型の投信と毎月分配型投信の運用効率の差など、実はとるに足らないものかもしれません。

そういう視点にたてば、毎月分配型を買う指向というのは、

未来はわからない、分配金をもらっておかないと、その分まで大きな下落リスクにいつまでも晒されていることになる。

だからいますぐ分配金という御利益をいただき、あとは目減りした残高を増やすようにファンドマネージャー、よろしくやっといて。

ということです。もうまさに現世利益追求型です。

でも、それでも私は毎月分配型投信は買いません。その大きな理由は、課税対象となる分配金には元本分に含まれている可能性があるからです。(いわゆるタコ足分配)元本相当分にも課税されているおそれがあることがイヤだからです。

考えてもみてください。金融商品を購入する原資は個人投資家が働いて稼いだ収益から、すでに一度税金を支払ったあとの手残りなのです。この資金をタコ足分配の投信につっこんで、そこから再び税金を取られることに保有者は我慢できるのでしょうか?

近い将来、税率が20%にあがる見通しですが、そうなったらこのやるせなさが、私を毎月分配型投信からますます遠ざけるでしょう。

【2013/8/23追記】元本分の払い戻しに相当する特別分配金は非課税です。お恥ずかしい誤りでした。


でもグロソブをはじめとする毎月分配型投信の保持者はこういいます。

「だって現にこれまで儲かっている事実があるじゃないか」

なるほど、一度経験した実績というものはとても説得力ある数値です。

WATANKOがインデックス投資を始めた頃、インターネットの匿名掲示板で、投信信託について何度か投稿したことがありました。

当時はインデックス投資を始めた頃であり、毎月分配型投信について、その投資の非効率さを指摘したところ、グロソブをはじめとする毎月投信型投信のホルダー総じて、

「これまで分配金を累計X百万円もらってきました。合計で儲かってます。何がわるいんでしょうか。事実儲かってきましたし、今はサブプライムショックもあり基準価額が下落してきていますが、まだトータルではプラスです。」

という感じの反応でした。

いくら毎月分配型投信が投資効率が悪い、タコ足分配の不安もある、信託報酬が高い、この先儲かる保証はない、と投稿してみても、「でもこれまで儲かっているじゃん。この実績にどう反論するのよ」と実績をタテに半ば思考停止なレスばかりで話が平行線でした。しまいには、なんだか投資信託に対する理解度が根本的に食い違っているのではないかと思えてしまいました。

ビジネスの世界でも実績とは説得力あるデータです。私は勤務先で経営計画とかつくる部署にて働いているのですが、いくら論理的で高尚な、インテリジェンスにあふれた文章を書いても(実のところ、私はあまり書けていませんが...)、説得力ある実績データを添えないとなかなか相手を説き伏せることができません。百聞は一見(のデータ)にしかずといえます。

提案・主張と実績データとがしっかりと整合していれば、提案・主張の否定は実績データの否定となります。実績を否定することは通常難しく、ゆえに提案・主張も肯定せざるを得なくなる、というわけです。

逆にいえば、過去の実績というものはそれほどに、それを読む人を縛り付けてしまうということでしょう。

話は戻りますが、結論として私は毎月分配型投信には食指が動きません。たとえ老後の資産取り崩し時期を迎えたとしても、それまで積み立ててきたインデックス投信について、必要な時に必要な分だけ売却して、悠々自適な生活のために費消します。

でもお願いがあります。もっともっと毎月分配型投信が売れて、運用会社、販売会社は潤ってください。そうしないとそれらに会社にとって相対的に低収益なインデックス投信の存命があやういですから(笑)

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上記は2010年6月14日、15日の投稿記事を、一部修正・再掲したものです。投資対象が先進国債券から、新興国債券やREITなどに変わっても毎月分配型というスタイルは相変わらず人気ありますね。しかしながらこの手の投信に対する私の捉え方は上記のとおりであります。
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コメント

No title

2011/07/01(金) 22:15:55 | URL | mushoku2006 #79D/WHSg

私は別に毎月分配型の投信の肩を持つ気はまったくないですが、

特別分配金には税金はかかりませんよ。



毎月分配金型を買わずに、

同じタイプのノーロード投信を買って(そんなのがあれば)、

それを毎月売却した方が、

手間はかかっても有利だと、

私も思いますが。(^^)


No title

2011/07/05(火) 01:09:00 | URL | WATANKO #79D/WHSg

mushoku2006さん



レスありがとうございます。



特別分配金、ちょっと確認したいことがありますので、後日レスしたいと思います。


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