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2008年からインデックスファンドによる資産運用を始めた個人投資家です。またサラリーマンの傍らで家業ともいうべき不動産賃貸業も営んでいます。趣味は自動車にまつわる諸々。

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CFOからのクレーム「計画からの乖離はすべてダメ」

2012/09/07 04:51:29 | ビジネス | コメント:0件

今時の企業の収益計画/予想については、単なる数値目標の達成だけでなく、どれだけ計画からの乖離が少なくて済んだかということが問われていることを感じます。

収益の目標数値に対して実績が未達であることは当然ながらペケですが、WATANKOの勤務先では実績が目標を上回った、それも大幅に超過した場合であってもマネジメントからクレームが出ます。

銀行出身のCFOはこう言います。

1. 「計画目標値を大幅超過達成=それは計画が甘いのだ」

低いハードル(計画目標値)を設定し、これを安易に達成して「社長やりました!今期は計画比+50%達成です」と喧伝しても、それは遡って期初に目標値を設定したときに何を見ていたんだといわれる始末なのです。

目標管理として設定すべきハードルは、現状から出来る限りストレッチをしてギリギリ到達できるか否かというレベルに設定しなければ成長は望めないということです。

またあざとい言い方をすれば「これだけ儲かったのだからと言って収益超過分の一部を従業員の業績連動賞与や事業トップの報酬に取り込もうとする意図がミエミエである。」ともなります。

2.「計画の精度が低いと今後も心配である」

実績が大幅に乖離するような計画値、それは計画値の精度が低いことを意味します。

その程度の精度の計画値しか作る能力しか持ちえないとすれば、一方で大きな下振れリスクがあったとしても予見、想定に折り込んだ計画の策定には程遠いでしょう。

計画値に対して大幅プラスで終わったということは、すなわち一方で大幅マイナスで陥っていたかもしれないというボラティリティを含んだ計画値でもって事業運営をしていたことになるわけです。

3.「投資を過小に見てしまうおそれがある。」

機会損失の面からの指摘です。例えばとある事業体の将来収益計画を遂行し、収益実績が目標を大きく超過した場合、その事業に投資する側からみれば、そんなに儲かるのであれば最初からその事業にもっと投資するという判断ができたということです。

A事業、B事業のリターンがそれぞれ10%であったので、2事業に経営資源を半分ずつ投入したが実際にはB事業が15%のリターンであった。それならば経営資源は全てB事業に投入した方がその分高い利益額を享受できたというわけです。

これは個人投資家の銘柄選定においても同様の見方ができるのではないでしょうか。

銘柄選定においては業績予想が重要な情報のひとつです。これが下振れして株価下落という事態は避けたいですが、逆に予想を大幅に上回り株価激上げとなった場合、「それならばもっと買っておけばよかった」となりはしませんでしょうか。

(あとがきにかえて)

上記のとおり書きましたがCFOの真意としては、地道に努力を重ねて毎期少しずつであっても増収増益を達成する計画を精緻に作り上げることが重要だと説いていました。各位の努力が積み重なって毎期着実に成長していく。融資であっても出資であっても誰もがそのような会社にカネを投入したいものです。
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